医療ウィッグとは
近年、医療ウィッグを必要とされる方が増えている状況の中、様々な医療ウィッグが存在しています。
しかし、治療中にも拘わらずウィッグを使用することで「ストレスを与えてしまっている」実態も存在しています。
医療用ウィッグで「心のケア」と謳いながら「自然さ」だけに拘って「快適さ」とは何かを深く追及したウィッグが少ないのも業界の課題です。
〈ストレスとなる要因〉
1.不自然(見た目の違和感)
2.長時間着用していると重く感じ首が疲れる
3.長時間着用していると頭が締め付けられ気分が悪くなる
4.夏場は暑いし蒸れて痒くなる
5.毎日使用していると臭いが気になる
6.頭皮がチクチクして気になる
7.お手入れが面倒
当協会では、「治療中のQOLの向上」に対して医療ウィッグとは「不快(ストレス)を無くす」ことを第一に開発された製品を「医療ウィッグ」と定義して、その製品には「QOL WIG」マークを認定発行しています。
医療ウィッグチェック※チェックが多いほど快適なウィッグライフが過ごせます
1.不自然でない
□毛髪には複数カラーがブレンドされている
□植毛はファッションウィッグよりも本数を少なくしている
2.重くない
□キャップには軽量ネットが使用されている
□毛髪には軽量人工毛が使用されている
3.締め付けない
□キャップのネットには伸縮素材が使用されている
□キャップの周囲にゴムを使用していない
4.ムレない
□毛髪には水分吸収率が低い人工毛が使用されている
□キャップには二重ネットを採用していない
□地肌ネットには引き抜き植毛を採用していない
5.臭わない
□キャップのネットには抗菌防臭加工がされている
6.チクチクしない
□キャップのネットには柔らかい繊維を使用している
□植毛の結び目が小さい
7.お手入れが面倒でない
□毛髪には絡みにくい人工毛が使用されている(耐静電気)
□毛髪にはスタイル形状記憶の加工がされている
□毛髪には耐熱人工毛が使用されている(耐熱180℃)
□毛髪には速乾人工毛が使用されている
□お手入れは自髪と同じシャンプーが使用できる(リンス・トリートメント不要)